医療従事者向け情報

超音波水中音響温浴の原理

大音量超音波域水中音響発信技術

 イルカやコウモリなどの発する自然界の超音波発振や,蛍光灯などによる意図せぬ超音波発振以外で,一般的に技術応用されている超音波発振は「超音波発振素子」と呼ばれる物に通電し,発振素子をじわいさせることにより高周波な疎密波(超音波)を発振します。これらの技術は一般生活においても加湿器などに,工業では様々な加工機や洗浄機,医療においても超音波画像診断装置や超音波メスなど様々に応用されています。物理療法においても,1・3MHzの周波数帯の超音波をビーム状に音響インテンシティ(強度)1w/cm2で局所に対し照射する超音波治療器が広く活用されています。

CRW_1011

 これに対し,弊社で製造する製品では超音波発振素子を活用した超音波発振は一切採用しておりません。弊社製品郡では,特殊な物理条件を与えた右写真のような噴流を用い「流体音」として,超音波域水中音響を可聴域周波数帯とともに大音量で発振する,複合超音波を発振する技術を採用しております。

 弊社の前身研究母体にて同技術を開発し,治験実施後新規医療機器承認を取得した昭和40年(1965年)当時に立てた仮説である「キャビテーションの噴出圧力による破裂減少が超音波を発振する」いわゆる「気泡破裂による超音波発振」は,弊社における45年余の研究においてさらに発展しています。現在の仮説においては,「口笛」や「リコーダー」等のように流体とその周囲の物質の渦による流体力学的にダイナミックな現象が引き起こすものとして,現在もなお研究中です。

 

周波数毎水中音響分析結果

弊社製品で超音波域水中音響の発振を謳う製品については,以下の規格に合わせ水中音響を評価し性能基準への適合を確認しています。

適用規格:JIS T 2005 / JIS T 0601-2-201
性能基準:16kHz以上の周波数帯における音圧レベルが115dB/1μPa以上140dB/1μPa未満

【評価結果】
spl_graph